Resistor World Story
ワールドTOPへ
話数一覧へ
中村電機TOPへ
抵抗ワールドTOP
> 第9話「ショート団登場」
第9話
ショート団登場
並列ひろばで分けたはずの流れに、突然まじる危ない急流。火花の先には、流れを乱す「ショート団」がいた。
舞台:並列ひろば/火花の路地/登場:スプル・カーボ・シャンタ・ショート団
キーワード:短絡(ショート)・突入電流・ヒューズ・安全・「止める勇気」
1
並列ひろばの奥。さっきまで落ち着いていた光が、急に
ギラッ
と暴れ出した。
スプル「えっ…なにこれ!?急に速い!」
2
シャンタが数字を見て青ざめる。
「これは…
ショート(短絡)
だ。抵抗を通らず近道しようとしてる!」
3
カーボ「抵抗を通らないと、流れは止まらない…!
熱
も一気に上がる!」
遠くで
バチバチ
と火花が飛ぶ。
4
火花の路地。そこに、細く黒い影が3つ。
「ヒャッハー!近道さいこー!」
ショート団
が現れた。
5
ショート団は、光の道を勝手に結び、強い流れを一気に引き込む。
シャンタ「だめだ!その道は
危険
!」
6
スプルが前に出る。「お願い、止まって!みんなが困るよ!」
ショート団「止める?むりむり!速いほうが勝ち〜!」
7
カーボ「このままだと配線が焼ける…!
守る抵抗
が必要だ。」
スプル「守る抵抗…?」
8
シャンタ「
ヒューズ
みたいに、危険なときに“切る”仕組みだ。」
「でも、勝手に切れない。
判断
がいる。」
9
スプルはコイルをぎゅっと握る。「だったら…ぼくが
ブレーキ
になる!」
カーボ「スプル、無理は…!」
10
スプルが流れの前に立ち、体でゆらぎを吸収する。
それでもショートの流れは速い。
スプル「くっ…強すぎる…!」
11
その瞬間、ホーロンの言葉がよみがえる。
『
止める勇気
も、守る力だ。』
カーボ「…切ろう。ここで止める!」
12
シャンタが合図し、広場の安全門が
カチン
と閉じる。
火花が消え、ショート団は逃げていく。
つづく(第10話「みんなで守る電気」へ)
第9話を読んでくれてありがとう!
次は最終話。みんなで「守る仕組み」を作り、電気を安全に流す。
◀ 第8話にもどる
話数一覧へ
▶ 第10話へ進む