Resistor World Story
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> 第5話「シャンタ塔へ」
第5話
シャンタ塔へ
流れがバラバラになりはじめたアンペア川。スプルとカーボは、世界の流れを見守る「シャンタ塔」へ向かう。
舞台:アンペア川/シャンタ塔/登場:スプル・カーボ・シャンタ
キーワード:シャント(分流)・測定・監視・「流れの異変」
1
アンペア川のほとり。光の流れが
いつもより細く分かれて
走っていた。
スプルは川面を見つめて言う。「なんだか……流れがバラバラだよ。」
2
カーボが目を細める。
「うん。いつもの抵抗値なら、こんな数字にならない。
どこかで異変
が起きてる。」
3
ふたりの目の先に、遠くそびえる高い塔が見えた。
カーボが指さす。「あれが
シャンタ塔
。流れを見守る場所だよ。」
4
シャンタ塔の入口。空中に
光の線
が何本も集まり、静かに脈打っている。
「ここなら、世界の流れがぜんぶ分かるはず。」
5
塔の上から、細長い影がひょいっと現れた。
「ようこそ。ボクは
シャンタ
。流れを
測って
、
見張る
のが仕事。」
6
シャンタが光の流れを見つめると、目の前に数字のような光が浮かぶ。
「……やっぱり。
強すぎる流れ
が混じってる。このままだと、どこかが耐えきれない。」
7
塔の外。遠くの工場地帯が、赤く熱を持ったように揺れていた。
スプルが叫ぶ。「あっ……あそこ、
あつく
なってる!」
8
カーボがハッとする。「あれは……
ホーロンの工場
だ!」
シャンタがうなずく。「受け止め役が、
限界
に近いのかもしれない。」
9
シャンタが素早く走り、流れの一部に
抜け道
を作る。
「今はボクが少しだけ
分ける(シャントする)
。でも根本は直らない。」
10
スプルとカーボが顔を見合わせる。
スプル「行こう。ホーロンに会って、
ちゃんと受け止める方法
を聞かないと。」
11
シャンタが小さく笑う。「いいね。測るのはボク、やわらげるのはスプル、考えるのはカーボ。」
「そして次は……
受け止める力
が必要だ。」
12
夕焼けの道。3人は工場へ向かって走り出した。
つづく(第6話「ホーロンの工場」へ)
第5話を読んでくれてありがとう!
次は、ホーロンの工場へ。強い流れと熱に立ち向かう「受け止める力」を学ぶ。
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