Resistor World Story
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> 第6話「ホーロンの工場」
第6話
ホーロンの工場
赤く熱を持ち始めた工場地帯。スプルたちは、強い流れを受け止める職人「ホーロン」の工場へ急ぐ。
舞台:工場地帯/ホーロンの工場/登場:スプル・カーボ・シャンタ・ホーロン
キーワード:大電力・発熱・放熱・安全・「受け止める抵抗」
1
夕焼けの工場地帯。空気が
むわっ
と熱い。
スプルは汗をぬぐう。「ここ……いつもより、熱が強いよ。」
2
カーボが地面の光の線を見て言う。
「流れが太くなってる。
大電力
が集中してるんだ。」
3
目の前に、無骨で大きな建物——
ホーロンの工場
。
煙突の先が赤く光っている。
4
工場の扉が
ギギ…
と開き、静かな影が現れた。
「……来たか。」低い声。
ホーロン
だ。
5
ホーロンの体は、つやのある琺瑯(ほうろう)の皮膜で守られている。
「ここは
熱と強い流れ
を受け止める場所だ。」
6
そのとき、太い光の流れが工場へ
ドン!
と突っ込んできた。
ホーロンは一歩前に出て、
受け止める
。
7
工場の床に、熱がじわっと広がる。
ホーロン「受け止めたら、
熱に変える
。そして……」
8
ホーロンが壁の大きな金属板を指さす。
「
放熱
だ。熱を外へ逃がす。」
シャンタ「測ると……熱が下がっていく。」
9
スプルが不安そうに言う。「でも、受け止め続けたら……壊れないの?」
ホーロン「だから
限界(定格)
を守る。」
10
カーボがうなずく。「定格を超えると、抵抗は
焼ける
。つまり危険なんだね。」
ホーロン「その通り。だから
分ける
ことも必要だ。」
11
ホーロンが図面のような板を見せる。
「
並列
にすれば、熱と負荷を分けられる。仲間を増やすんだ。」
スプル「分け合うって、そういうことか!」
12
工場の赤い光が落ち着いていく。
ホーロン「次は
直列ロード
へ行け。力をそろえる方法を学べ。」
つづく(第7話「直列で力を」へ)
第6話を読んでくれてありがとう!
次は、「直列ロード」へ。力をそろえる「直列」の考え方に出会う。
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