第3話 メタルフィ工房の実験室

工房で試す「直列」と「並列」。スプルのコイルは、どんな流れ方を見つけるのか──

舞台:メタルフィ工房/主人公:スプル・カーボ・メタルフィ
キーワード:直列・並列・電流の分担・抵抗値の体験
第3話 キービジュアル
1
工房の扉を開けると、金属のきらめきと、やさしい熱気がふわっと流れ出た。
スプルは思わず目を丸くする。「ここが……メタルフィ工房!」
2
メタルフィ が笑って近づいてくる。
「よく来たな、スプル。流れを“感じたい”んだって?」」
3
工房の中央に置かれた長い台。
そこには、直列・並列を試すためのパーツが整然と並んでいる。
「まずは、自分の抵抗値から知ってみよう。」
4
スプルはコイルをゆっくり伸ばしてみる。
メタルフィは真剣な目で見つめる。「うん……その巻き方、悪くない。」
5
次に、カーボのしま模様とつなげてみる。
「わっ……流れが変わった!」スプルは驚く。
6
「これが 直列 だよ。」カーボが説明する。
「みんなで順番に、同じ電流を引き受ける形。」
7
今度はスプルとカーボが並んでつながる
「これが 並列流れを分け合う形。」メタルフィが言う。
8
ふたりの目の前のランプが、明るさを変える。
「直列だと、流れが1本。並列だと、流れが分かれる。」
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スプルは深呼吸した。「……なんだか、気持ちいい流れが見えてきた気がする。」
10
メタルフィはカーボとスプルを見比べ、満足げにうなずいた。
抵抗は“止める”んじゃないちょうどよく流すための知恵だ。」
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スプルのコイルが、ゆっくりとほどけるように伸びる
「ぼく……もっと学びたい! もっと流れを感じたい!」
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メタルフィは優しく微笑んだ。
「その気持ちさえあれば、流れはきっと応えてくれるよ。」

つづく(第4話「火花の森の抵抗たち」へ)